〒530-0011
大阪市北区大深町(おおふかちょう)
明治30年、西成郡北野村字大フケのこの地は大阪市北区に編入され、ついで、明治33年4月2日に北野大深町と改正され、大正13年6月1日の町名改正で北野の文字がとれて大深町となった。したがってこの町名は字名の大フケに由来するものといえる。
北は中津、東は芝田2丁目、南は梅田、西は大淀に囲まれた地域である。
この「フケ」という字は「深田」の略で、泥土の深い田圃を意味しているものと考えられる。それは同町を含めた梅田一帯を埋田と言っていた時代にも由縁するものであろう。
この地はもともと大阪七墓の一つ、梅田墓地があったところで、広範に亘っていた。しかし、梅田駅の開業に伴い、整理が行われ、今はその影すらない。かろうじて、芝田1丁目にある北向地蔵尊がその面影を留めている。また、小松原町、茶屋町にも記述のあった小林佐兵衛の建てた孤児院もこの地にあった。
また、この大深町の北側は古くは牛丸町といい、梅田堤で行われた「牛の薮入り」のあった地の一つとして考えられている。
現在、この地には梅田貨物ターミナルがあり、国鉄跡地の最後の大物として残っている。しかし、いよいよ近年中に再開発のメスが入り、学術文化、情報発信の地として生まれ変わるようである。
その先駆けとして、関東よりヨドバシカメラが大深町の一等地にそびえ立ち、今や大阪の顔として、すっかりお馴染みとなった。
今後の発展が楽しみな町である。
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