茶屋町に鎮座します当神社の御旅社(通称として御旅所とも)は梅田の繁華街の中心地にあります。
この「御旅所」といいますのは、神様の別荘のようなもので、大きな神社の祭礼などでは、お神輿に乗って御神霊が渡御される際に、お休みになられる場所を御旅所とし、仮設で設けられる場合が殆どです。
当神社の御旅所の場合も大阪市北区神山町に御鎮座されます綱敷天神社 御本社(ごほんしゃ)の神様が夏の渡御祭の際に、地元梅田キタの町が平穏であるかどうかご覧になられ、その時にお休みになられる為のお社として鎮座いたしております。
ただ、当神社の御旅所の場合は仮設ではなく、れっきとした社殿です。
これは、当神社の御旅所の前身が、御本社の南にあった梅塚天満宮であり、御祭神として梅塚天神をお祀りしていたという経緯から、一般的な御旅所とは違い、社殿もあり、境内地もある一つの神社として建立されました。
故に正式には御旅所ではなく、御旅社と号しますが、江戸時代以降、御旅所として呼びならわされてきたので、現在も御旅所の名で通称されています。
こういった経緯に至ったのは、明治の初年頃に御本社の南にあった梅塚天満宮の土地が神仏分離令や上知令により国に没収された事に端を発し、明治5年に西天満六丁目に一時的に遷座する事となり、その後数年してから、茶屋町の氏神さまとしてお迎えしたいと土地の寄進があった為、現在の地に鎮座しました。その後も阪急線の拡張により境内地の整備を二度行われるなど、梅田の近代化の波にもまれた複雑な経緯をもつお社です。
現在の社殿は昭和五十九年に旧社殿の老朽化と、梅田の地を幾度も襲った淀川の洪水から御神体をお守りするために立て直されたもので、今も昔も変わらず、梅田の街を行き交う人々を見守られておられます。
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御旅社公式サイト
【お祀りされている御祭神】
・菅原道眞公
(梅塚天神)
【御旅社本殿へのご案内】
〒 530-0013
大阪市北区茶屋町12-5
06-6371-1586
・阪急梅田駅(茶屋町口)
・JR大阪駅
・地下鉄御堂筋線中津駅
※駐車場はございません
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