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神牛舎

 天神さまこと菅原道真公をお祀りしている神社には必ずといっていい程、牛の像がお祀りされています。これはお稲荷さんならキツネ、八幡さまなら鳩、春日さんなら鹿というのと同じで、天神さまなら牛がお使いの動物といわれる為です。

 なぜ牛なのかというと、道真公は丑年のお生まれであり、伝説では丑の月の丑の日の丑の刻のお生まれであった為であるとか、道真公がお亡くなりになられた際に、棺を運ぶ牛がお墓の予定地までの途中で突然立ち止まり、押しても引いても動かぬ為、天神様が「この場所に葬ってくれ」と牛にお伝えになられたのだと理解して埋葬された由縁から、牛はお使いの動物として扱われるようになったといわれています。

 また、別の説では、雷の神さまとしても慕われる天神様の御神徳に由来して、農耕神としての性格から牛がお使いの動物であると言われたりと様々な説があります。


 しかし、古来から牛さんにお願いをすると天神さまに「○○はこのようなお願い事をお祈りしています。どうか願いを叶えて差し上げて下さい」とお伝えするといわれ、牛さんの為の涎掛けを作ってかけて差し上げると大変喜ばれるといわれています。

 当神社にも御本社、御旅所を含めて三つ牛の像があり、一つは江戸中頃のもので、古くからの牛の信仰を
物語っています。




【神牛舎へのご案内】
〒 530-0026
大阪市北区神山町12-5
綱敷天神社御本社内
06-6361-2887

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・地下鉄谷町線中崎町駅


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