白龍という名からも読みとられますが、龍神または白蛇の神様です。
古来より龍や蛇は神聖な生き物としてあがめられ、有名な八俣大蛇(マタノオロチ)をはじめ三輪山の蛇神伝説、弁天様のお使い等、あまたの伝説があります。
余談となりますが、神社で6月と12月の最後の日に宣読される「大祓詞」には「持ち加加呑みてむ」という一節が記されていますが、この「加加(カカ)」は蛇のことで(蛇の字の古い読み方は「カカ」と発音します。)蛇のようにガブリと罪穢れを呑み込む事を表しているのではないかと言われています。(この大祓詞に出てくる神様で、速開都姫という河と海という水の神様が出てきますが、それは蛇のとぐろと同じ渦を巻いている渦潮のように、全てを呑み込む姿なのではないかという説があるそうです)
さて、余談はいいとして、この当神社でお祀りされている白龍大神はどのような神様かというと、いわゆる家を護る屋敷神であり、今も古い旧家などでは白龍様として神棚等に祀られています。この屋敷神としての信仰は古く、縄文時代から奈良時代までの日本人の住居に由来する信仰と言われ、それまでの日本人の住居はいわゆる竪穴式住居で、円錐形をした建物でした。それを上から見てみると蛇がとぐろを巻いている姿に見えます。(建築学的にみても蛇のとぐろのように綺麗な円錐形をしていない家は潰れるといわれています。)
この事から家には蛇が住んでいて家を護ってくれているとい信仰が生まれ、今の屋敷神信仰となったようです。当社では、社殿を護り、境内を護る神と同時に、氏地を護る神として信仰されています。
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【お祀りされている御社殿】
・白龍社
【白龍大神さまの御神徳】
・家内安全
・災難消除
・建物守護
・御水守護
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