古来より、この1月15日は特に小正月といい、この日まで門松やしめ縄などのお正月飾りを飾る事から、1日〜15日までを「松の内」ともいいます。(地方によっては3日までや7日までと期間は様々ですが当地では15日まで)
この日の朝(もしくは前夜)にお正月飾りを取り外して、神社で執り行われている「とんど祭」の御火焚行事でお焚き上げする事によってお正月の神さまが天に帰られるという信仰がございます。
当神社でも神山町の御本社で午前8時頃より、境内に設けた火炉に火を入れ、お正月飾りや、古札などのお焚き上げを執り行います。
御火焚行事は太陽が昇りゆく午前中に行うのが吉とされる事から、午後からは受付致しておりません。必ず午前中にお持ち寄り下さい。
茶屋町の御旅社ではお焚き上げをする場所が無い事から、前日の14日の閉門後にとりまとめて、御本社へ運んでおります。 ですので、御旅社にお持ち寄りになられる方は、14日の閉門(午後6時)までに、お納めにお越し下さい。(本殿前にお正月飾りを入れる箱を設置しており、その中にお正月飾りをお入れ下さい)
14日の閉門以降は御旅社ではお受付け出来ませんので、15日以降は、お焚き上げの執り行なわれる神山町の御本社に直接お持ち寄り下さい。
なお、御火焚行事は神職と無償奉仕の方々で支えて頂いている行事ですので、しめ縄についているダイダイなどのミカン類の取り外しや、プラスチック類、陶器類、金具、ガラスなどの分別は大変手間がかかり、無償奉仕の方々が大変苦労されておられます。必ず取り外して分別してからお持込下さい。
由緒あるとんど祭を永続させる為にも皆様のご協力をお願い申し上げます。
【御粥祭の由来】
古来より、この1月15日は成年を祝う行事が催され、その中でお祝いの膳として小豆粥(お赤飯)がふるまわれてきました。
古くには平安時代の「枕草子」などにも1月15日には小豆粥を食べたという記述がある事から、かなり昔から執り行われてきたものであったようです。
当神社でも、この日の朝に炊き上げた小豆粥を御神前に供え、新成人の弥栄と、新年の稔りを祈念いたします。 当宮の古文献によりますと、古くには米、粟、稗、黍、蓑米、胡麻、小豆の粥を御神前に供えたようで、御祭神の嵯峨天皇さまがお召し上がりになった「七種粥」に由縁するともいわれています。
なお御粥祭は早朝に行われるので一般非公開の神事です。
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【とんど祭の行事】
【御本社】
御火焚行事
午前8時〜午前10時
【御旅社】
古しめ縄受付
14日の閉門まで |
【古しめ縄の受付】
お正月の間お飾り頂いた古いしめ縄などは、無事に新年を迎えられた事に感謝の念を込めてから取り外した後、神山町の御本社まで直接お持ち寄り頂くか、茶屋町の御旅社へ14日の閉門(午後6時)までにお持ち寄り下さい。 |
【お願い】
正月飾りなどについているダイダイなどのミカン類は、火炉でも燃えずボランティアで行事のお手伝いをして頂いている方々が後の片付けで大変苦労されておられますので、必ず取り外してからお持込下さい。また、プラスチック類、陶磁器、金具、ガラスなども絶対に火炉には入れないで下さい。 また御餅をとんどの火で焼かれる場合は、火炉にお餅が落ちないようお気をつけ下さい。
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