神社質問箱  

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〜 厄年について 〜

厄年とは災厄が多いとされる年齢の事で、一般に、

、三、二十五、四十二才、六十一才

、三、十九、三十三才、三十七才

が厄年(本厄)といわれ、この前後の年齢を前厄、後厄と言い、同じく厄年になります。(諸派によっては他の年齢にも厄年があり、平安時代などでは一人一人違った年齢であったといわれています。)

この厄年といわれる年齢は心身に変化のある年齢といわれており、この時期には物事を慎まねばならないと言われています。

 ちなみに、この年齢は「数え年」の年齢でして、誕生日前なら今の年齢に二才足して、誕生日後なら一才足した年齢が数え年です。これはお母さんのお腹の中にいる十月十日を一才と数える為です。

 また厄年は二月三日の節分を数える年齢の分かれ目とする説がありますが、これは旧暦の正月が今の節分ぐらいでしたので、その名残と言われています。

 厄年に当たられたら「厄除け」に神社やお寺にお参りに行かれると思いますが、初穂料(料金の事)でお悩みの方が多いと聞きます。だいたい平均をみますと五千円前後が多いようです。もし初穂料の掲示がなければ五千円ほどをお包みされれば問題はないと思われます。

大事なのは何よりも健康である事。神様のお陰を頂いて元気な毎日を過ごしたいものです。

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〜 神棚の祀り方 〜

最近では住宅事情により神棚をお祀りする家庭が減りましたが、やはり家や会社を持たれたら一つは欲しいもの。しかしお祀りの仕方を知らないという方が多いと聞きますので、要点だけをご説明いたします。

@   目線より高い清浄な所(壁掛けも可)
     
A   家の中心か、もしくは床の間に設ける
     
B   南向きか東向きにお祀りする
     
C   お札は真ん中を最上位とし伊勢神宮の御札をお祀りし、神棚に向かって右側に氏神さま(近所の神社)のお札、向かって左側には崇敬する神社のお札をお祀りします(崇敬神社だけでも可)
     
D   お供えは場所的に出来るようであれば、お米、お酒、塩、水などをお供え致します
     

以上が最も基本的なお祀りの仕方です。

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〜 手水の作法 〜

神社にお参りされると、入口付近に「手水舎」という、手を清める場所があります。ここは前述にありました禊(みそぎ)に由来して、お参りされる方の汚れをお祓いする場所です。簡単に作法をご説明致します。
@   まず柄杓を右手に持ち左手に水をかけて清めます。
     
A   柄杓を左手に持ち替え同じように右手を清めます。
     
B   また右手に持ち替え左手で水を受け、口をゆすぎます。(飲んではいけません)
     
C   @と同じように、右手に持ったまま、左手を清めます。
     
D   最後に柄杓を天地に垂直に立てて、柄杓の柄に水を流し、持ったところを清めます。
     


 

 

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