このサイトは大阪市北区茶屋町に御鎮座します、綱敷天神社御旅社の公式サイトです。
御旅社とは、神様の別荘のようなもので、御本社(大阪市北区神山町の綱敷天神社 御本社のこと)の神様のご旅行(ご神幸)の際、お立ち寄りになられるところの事で、多くの御旅所の場合、そのご旅行の時以外、神様はおられないのですが、当神社は平安時代、嵯峨天皇をお祀りした神野太神宮(現、御本社)と、天神様こと菅原道眞公のお立ち寄りになった梅塚(太融寺町にあった紅梅のこと)に由来する梅塚天満宮(現 御旅所)と二つの由来をもつ神社であり、それ故、古よりの定め通り、御本社には嵯峨天皇と菅原道眞公を併せて祀り、御旅所には菅原道眞公のみをお祀りし、普段の時にも神様がおられる御旅社です。
ですので、仮設の社殿である「御旅所」という語ではなく、一つの神社として、また旅行の神さまとして正式には御旅社と呼ばれる珍しいお社です。
御旅社は元々、御本社の南(現在の太融寺町)に鎮座し、境内には菅原道眞公の愛した紅梅(=梅塚)がありましたが、明治の初年頃に茶屋町の者から、茶屋町の氏神さまとしてお迎えしたいと、土地の寄進があり、現在の茶屋町に鎮座いたしました。ちなみに梅田の地名は元々埋田であったといわれ、後にこの紅梅に由来して梅田となったと伝えられています。
また、境内に鎮座いたします玉姫稲荷神社は女性の守り神として慕われ、近年では梅田の恋愛成就の神様としてお参りが絶えません。この玉姫稲荷神社は御旅所が御本社の南にあった頃よりも前に鎮座されており、茶屋町にまだ御茶屋が並んでいた頃よりの神社です。
茶屋町は古くは「菜の花や月は東に日は西に」と詠んだ与謝蕪村などの文化人も愛した地です。昨今では芸能人の方のお参りもあり、この茶屋町がいまも文化人の集まる地であり、綱敷天神社御旅社の神さまは今も昔も変わらず、この梅田を行き交う人々を見守り続けられておられます。
どうぞ、このサイトにて御旅社をご覧いただき、お近くにお立ち寄りの際は、学業成就、恋愛成就、旅行安全、商売繁盛、諸芸上達を祈願されてのお参りをお待ち申し上げております。
綱敷天神社 御旅社 社務所
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